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感じる生徒会

 2010-03-17
夏の夕方、夕焼けが差し込むこの病室で俺はいつもお見舞いに来てくれる唯一、生徒会の中で俺に告白をしてくれた椎名真冬が花瓶の花を換えていた。
なぜ俺が病室にいるのか、それは今から2週間前、いつものように生徒会室で一人残って雑務をしていたら突然激しい頭痛がおき、そのまま机にうつぶせになってしまった。幸いにも、見回りに来た先生から、助けられそのまま病院へ行った。
脳に異常が見つかり、俺はそのまま入院となった。
そして、最初の1週間は生徒会のみんながお見舞いに来てくれたが、今は真冬ちゃんだけが毎日生徒会が終わると来てくれていた。
「真冬ちゃん、いつもいつも来てくれて大変じゃない?」
俺は気を回して聞いた。
「そんなことないですよ。真冬はいつも先輩のために来ているんです。少しでも早く退院ができるように思っていますから」
真冬ちゃんは笑顔で言ってくれた。
なんて、優しい子なんだ・・・。
「そういえば、先輩。退院の目途はついたんですか?」
真冬ちゃんが聞く。
「それがね、まだ分からないんだって。どうも、脳の異常は例があまりないみたいで・・・」
本当は、この子にあまり心配はかけたくなかったが仕方が無い。
「そうなんですか・・・」
彼女は少しうつむき加減になってしまう。
「大丈夫だよ。絶対に退院して見せるから!!」
俺は急いで真冬ちゃんをかばう。
「そうですよ。病気で寝たきりなんて先輩に合いません」
こうは言っているが、心ではどう思っているんだろうか、本当に心配はかさせけたくない。
「お花、換え終わりましたよ」
俺の隣の机に花瓶を置いた。
「ありがとう」
そして、俺は 真冬ちゃんに一つ俺が気になっていることを聞いた。
「そういえば最近、生徒会のほうはどう?」
真冬ちゃんは笑顔で答えてくれた。
「先輩が居なくなっても、相変わらずですよ。会長さんもいつも会議の議題を堂々と言ってはすぐに飽きてしまうという感じです。お姉ちゃんは先輩が居なくなってからは、少し落ち込み気味でしたけど、今は先輩の代わりに会長さんにツッコミを入れています。知弦さんも相変わらず会長さんに洗脳術を組み込んでいます」
真冬ちゃんの話を聞くだけで安心する。相変わらず生徒会は、ただ駄弁っていて、何もしていないようだ。みんな、今頃どういてるかなぁ・・・・。
「あ、そういえば、雑務はだれがしているの?」
「あ、それは、真冬がみんなが駄弁っている時に少しずつやっています。でも雑務の仕事も大変なんですね」
そして、俺はその言葉にあることを思った。
「じゃあ、いつも雑務をして疲れているのに、俺のお見舞いに来てくれてるの!?」
彼女は笑顔でこういった。
「だから、さっきも言ったですよ。真冬は先輩のために来ているんです。し心配しなくても大丈夫です」
俺はその言葉に胸を撫で下ろした。
「じゃあ、もしも雑務で分からないことがあったらいつでも聞きに来てよ。かわいい真冬ちゃんのために何でも答えてあげるよ?」
俺は少しふざけて言った。
「もう、先輩、そういう言い方は真冬NGです」
俺は、少しマズイと思った。
「冗談だよ。冗談!」
俺は慌てて訂正した。
「分かってますよ、先輩。それじゃあ、真冬そろそろ帰ります。明日はリンゴを持ってきます。それでは、失礼します」
そう言いながら真冬ちゃんは鞄を持って、病室を後にした。
それから毎日毎日、真冬ちゃんは俺の病室に欠かさず来てくれた。生徒会の他の皆も時々来てくれるようになった。でも、みんなには心配をかけないように嘘をつき続けてきた。
おれは 病気はいつか治る、と言っていたが本当は、病院の先生からはもう治らないかもしれないと言われていた。でも、いずれ皆はそれを知る時がくることをどこかで思っていた。

12月、すっかり日が落ちるのも早くなり、少し薄暗い病院までの道を真冬は歩いていた。
そして、病院へ着き、いつものように先輩の部屋へと入りました。
「先輩、来ましたよ」
「・・・・・・・」
いつもなら、笑顔で答えてくれるのに返事が無い。真冬はおかしいと思い先輩のところヘ向かいました。
「先輩!」
そこにいた先輩は、いつもとは違いベッドの↑にあるテーブルにうつ伏せになって倒れていた。
「先輩!しっかりしてください!!先輩!!」
でも、先輩からは返事がありませんでした。ようやく、真冬は知りました。先輩はみんなに心配をかけまいと今まで嘘をつき続けてきていたのです。
真冬は急いでナースコールをし、先輩は治療室へ運ばれました。
真冬はこれから、治療室の前で先輩が帰ってくることを祈っていました。
先輩はきっと必ず帰ってくれる。そして、またいつものように生徒会室で楽しく話をする、それが秋の終わりに生徒会の皆と約束したことなのです。
数時間後・・・。治療室から病院の先生が出てきて「中へどうぞ」と言われ、真冬は部屋の中へと入りました。
「先輩・・・?」
そこには、吸引機をつけた先輩がベッドで仰向けになっていた。
「先輩・・・?だい・・・じょうぶ・・・ですか・・・・?」
先輩から、返事が無かった。
「先輩!先輩!!」
真冬が必死に先輩を呼ぶと先輩の目が微かに開き、吸引機越しに言った。
「真冬ちゃん・・・ごめん・・・。今まで・・・黙ってて・・・」
先輩は蚊のような声で言った。
「先輩。大丈夫です。真冬はそんなこと気にしたりなんかしません」
今度は真冬が先輩に心配をかけないようにします。
「本当は・・・いつか・・・言っておかなきゃ・・・いけなかったんだ・・・。でも・・・真冬ちゃんや・・・皆を・・・心配・・させないように・・・してたんだよ・・・。でも、その・・・撥が当たったのかも・・・」
先輩が少し涙目で言った。
「なに言ってるんですか!あの時、約束したじゃないですか!また、みんなで、生徒会室で楽しく駄弁りましょうって約束したじゃないですか!だから・・・そんなこと・・・言わないでください・・・」
ついに、真冬の目から涙が零れ落ち始めました。先輩が居なくなってしまうかもしれない、どこかで、そんなことを思っていたのかもしれない・・・。
「はは・・・そうだったね・・・。いつものように・・・・皆で・・・・楽しく・・・話が・・・・したいよね・・・・」
先輩の息継ぎが、短くなっていっているのが分かった。
「でも・・・そろそろ・・・・迎えが・・・」
「ダメです!!!そんなこと、真冬は言わせません!だから、早く元気になってください!」
真冬は先輩に強く言いました。それにこの言葉は神様にも向けて言いました。
その時、
「ゴホッ!ゴホッ!・・・・ゴホッ!ゴホッ!!」
先輩の病状が急にひどくなり、心拍計からけたたましい、警告音が流れはじめました。
「先輩!しっかりしてください!!先輩が居なくなったら・・・真冬は・・・・真冬は・・・・」
先輩は咳が一時的に止むと真冬のほうを見ていいました。
「大丈夫・・・最後に・・・皆に・・・・・言っておいてほしんだ・・・・・」
「なんですか?」
真冬は先輩の一言一言を聞き逃さないようにしました。
「好きです・・・。超好きです・・・。だから・・・皆・・・・ありがとう・・・」
そう、微笑みながら、真冬の手を強く握り、そのまま力が抜けていき、真冬の手から滑り落ちました・・・。
「先輩!!」
真冬は何度も先輩を呼びましたが、返事がありませんでした。
そして、病室には、心臓が止まったことを知らせる音と真冬が先輩の傍ですすり泣く声がずっとこだましていました。

あれから、2年後、先輩のお墓参りに生徒会の皆で行きそれぞれ、先輩に向かって、いつものように、楽しく、何もせず、ずっと、生徒会の皆と駄弁っていました。
「先輩の思いは、間違いなく、みんなの心に届いています。」

 (完)


くりむ「ううぅぅ・・・・」

杉崎「どうですか?これだけやれば、会長が言っていた新聞部へ対抗できますよ」

くりむ「杉崎・・・・・」

杉崎「なんですか?」

くりむ「やっぱり、あんたは良い意味で無駄な才能がある!!!」

真冬「真冬・・・・本当に感動しました・・・・これはいいです・・・・」

深夏「鍵・・・・お前ってやつは・・・・さいこうだ・・・・」

知弦「キー君・・・・中々の腕前だわ・・・・」

くりむ「よし!これで、新聞部に勝利するわよ!!」

『はい!』

くりむ「それでは、本日の生徒会、終了!




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プロフィール

秋葉原 明

Author:秋葉原 明
歳:16
性別:男
誕生日:2月14日
好きなアニメキャラ:平沢唯(けいおん!!)、桜野くりむ(生徒会の一存)、椎名真冬(生徒会の一存)

けいおん!!最高!!迷い猫オーバーラン!もAngel Beatsも最高!!

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